2012年7月5日木曜日

ポーランドでの電車の乗り方、値段、所要時間など


日本人の感覚からすると、ポーランドの電車はかなり安いです。

例えば、ポズナンからブロツワフに行くのにかかるのは40zł(1000円くらい)。

距離は約180kmなので、日本で言えば東京から静岡に行くのと同じくらいですが、

東京-静岡間の運賃は3000円強なので、日本の3分の1くらいといったところでしょうか。


あと、電車で現地の人と話した限りでは、結構長距離移動を普通にするみたいですね。

私はポズナンからワルシャワやクラクフに行くのは遠すぎて無理だろと思い、ハナから諦めて

ポズナン以外の観光先をブロツワフにしたのですが、ワルシャワからブロツワフまで6時間くらいで

行けるからそんなに遠くないというような印象を話していて受けました。


ちょっと調べてみたら、ポズナンから各都市への電車の所要時間は以下のとおり。

ポズナン-ブロツワフ  3時間くらい、約180km(私が使ったときは2時間半くらいで行けた気がする)
ポズナン-ワルシャワ 4時間くらい、約320km(東京-名古屋と同じくらい)
ポズナン-クラクフ   6時間くらい、約450km(東京-京都と同じくらい)
ポズナン-グダンスク 4時間くらい、約300km(東京-名古屋と同じくらい)

上記4つは、いずれも現地の人がおすすめしていたところです。クラクフがちょっと遠いくらいで、

あとは普通に移動できそうですね。


意外だったのは、ポーランドの電車は、基本的に時間に正確だということ。

日本の電車だけが時間に正確だという間違った偏見を持っていました。


他に驚いたのは、ホームが異様に低いというのと、駅には改札がないというところでしょうか。

ポズナン本駅(Poznań Główny)の風景はこんな感じ。






日本のように自動で開閉するような改札がないので誰でもホーム(peron)に自由に行けます。

また、写真のようにホームが低いのでホーム間を渡り歩くことも可能です。

ちなみに改札は電車の中で頻繁に行われる仕組みです。



さて、切符の買い方ですが、券売機はなく、KASAと呼ばれる窓口で購入をします。

窓口の人も英語がわからないことが多いので、こんなかんじで話すとよいかと。

ジンドーブレ (こんにちは)
プロシェ ビレト ド ブロツワフ (ブロツワフ行きのチケットを1枚ください)

このへん、「旅の指さし会話帳」がいろいろ詳しいので持っておくと便利です。

まぁ、きっと値段を言ってくると思いますが、わからなくても電卓の数字を見せてくれるので

そこは心配ないです。


駅には電車の時間がかかれた掲示板のようなものがあるのですが、これ、到着時刻を書いたものと

出発時刻を書いたものの2つがあるので要注意です。




これが各列車の出発・到着時刻が書かれた掲示板。これは新しい方の掲示板なので、

英語が併記されていますが、古い方のアナログ掲示板には英語の表記がないので、

最低限、odjazdyが出発で、przyjazdyが到着なことは知っておいたほうがよいかも。


電車の到着ホーム(peron)は変わることが頻繁にあるみたいなので、目当ての電車の出発時刻が

近づいてきたら駅員に確認をしておくのが確実かもしれません。



ついでに、「地球の歩き方」に記載されているポズナン-ウォルシュティンのSLに関して。

「データは2012年2月」と私の版には書かれている時刻表の部分を見ると、結構頻繁にSLが

走っている印象を受けますが、私が確認した限りでは、SLの回は9時台と17時台の2回のみで、

あとは電気で走る、つまり電車の回になっているはずです。もしSLに乗りたい場合は、SLの回が

何時なのかは現地でしっかり確認しておいたほうがいいと思います。

私は切符を買ったはいいが、出発ホームの変更に気付かず、結局乗れませんでした。。


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